UQモバイルは携帯ブラックでも契約できる？

UQモバイルとは、大手電気通信事業者「KDDI」が提供するau 4G LTEを利用した移動体通信事業です。KDDIのメインブランドがauであるのに対し、サブブランド扱いとなるのがUQモバイルと認識すると良いでしょう。

余ったデータを翌月に繰り越せる「くりこしくりこしプラン+5G」や自宅セット割の適用で月額料金990円（税込）から利用できるなど、お得に利用することが可能です。また、一定の条件に該当すればauPAY残高が最大13,000円還元される特典も見逃せません。

実際に毎月の携帯電話料金の負担軽減のために、UQモバイルへの乗り換えや新規契約を検討している人もいるかもしれません。しかし、UQモバイルは誰でも利用できるわけではなく、携帯ブラックや信用情報ブラックに該当する場合は、契約時の審査に落ちる可能性が高いです。

本記事では、携帯ブラック、信用情報ブラックについて詳しく解説します。どのような状態を意味するのか、ブラックの状態にあるとどんなリスクがあるのかなどをまとめているので、UQモバイルを契約する前にぜひチェックしておいてください。

UQモバイルに申し込む前に知っておきたいブラックの状態とは？2種類の特徴を解説

UQモバイルに限った話ではありませんが、スマートフォンを契約するにあたって以下の2種類のブラックに該当するかどうかが重要です。

• 信用情報ブラック
• 携帯ブラック

ブラックの状態によって特徴は異なりますが、スマートフォンの端末代金の分割払いの審査通過が難しくなったり、スマートフォンの新規契約やMNP契約ができなかったりします。場合によっては本人名義での契約ができない、スマートフォンの端末代金を分割ではなく一括払いで支払わなければならないといった状況に発展します。

信用情報ブラックは信用取引で返済トラブルを起こしている状態

信用情報ブラックとは、信用情報に金融事故（異動情報）の履歴がある状態を意味します。信用情報とは、クレジットカードやカードローン、スマートフォン端末代金の分割払いといった信用取引の利用状況（申し込み、借り入れ、返済など）を客観的に登録した情報で、以下の指定信用情報機関にて管理しています。

• 株式会社シー・アイ・シー（CIC）
• 株式会社日本信用情報機構（JICC）
• 全国銀行個人信用情報センター（KSC）

UQモバイルでスマートフォン端末の分割払いを利用するには、審査に通過しなければいけません。信用取引の審査実施時には個人信用情報の内容を通過可否の判断材料としています。そのため、以下のような金融事故に該当する返済トラブルを起こしていると、返済能力や信用力を問題視されて審査に落ちる可能性を高めるでしょう。

• 長期延滞：61日、または3ヶ月以上の返済遅延
• 債務整理（任意整理、個人再生、自己破産）：債権者との交渉、裁判所を介して借金の減額や免除を認めてもらう手続き
• 代位弁済：カードローンやクレジットカードの返済が困難な場合、債務者に代わって保証会社などが弁済を行う
• 強制解約：ローン会社やクレジットカード会社などと締結している契約を強制的に解除される

信用情報ブラックは、金融事故の内容や指定信用情報機関ごとに登録期間が異なります。例えば過去に61日、または3ヶ月以上の返済遅延を起こしている場合、個人信用情報に登録される期間は1〜5年間です。

金融事故を起こしたとしても、一定期間が過ぎれば信用情報から削除されます。しかし、登録されている間は、UQモバイルでスマートフォン端末の分割払いをはじめ、クレジットカードやカードローンなどの新規契約や更新はできません。

携帯ブラックはスマートフォンの月額利用料金の滞納が理由で強制解約となった状態

携帯ブラックとは、信用情報とは異なるブラックで「携帯電話料金（基本使用料・通話料など）を滞納したまま強制解約となった不払者を登録した情報です。携帯電話会社が加盟する「一般社団法人 電気通信事業者協会（TCA）」「一般社団法人 テレコムサービス協会（TELESA）」を介して、氏名や住所などの個人情報以外に、解約解除前の電話番号や料金の不払い状況が登録されます。

携帯ブラックは、強制解約から5年間にわたって携帯電話会社間で共有される情報です。料金の不払いを起こした携帯電話会社だけでなく、他社も確認できる情報なので「D社で強制解約になっているからUQモバイルなら契約できるだろう」とはなりません。

新たにスマートフォンの新規契約をするなら、強制解約から5年間が経過した超えた頃を目安に強制解約となった携帯電話会社以外に申し込んでみてください。必ずしも契約できる保証はありませんが、携帯ブラックの状態と比べたら利用するためのハードルは下がります。

信用情報ブラックはUQモバイルと契約できる？

携帯ブラックではないが信用情報ブラックに該当する場合、クレジットカードを持っているかどうかでUQモバイルと契約可否が変わってきます。なぜなら、UQモバイルオンラインショップでは、新規契約をする際にはクレジットカードのみとしているからです。

信用情報ブラックが理由でクレジットカードを持っていない場合、新規契約できる可能性はあるものの申込方法が限定される点に注意してください。また、選べる支払方法も口座振替に限定されます。

デビットカードでは新規契約できない

UQモバイルの支払方法にデビットカードを指定することはできません。クレジットカードと使用方法の変わらないデビットカードですが、決済のタイミングが異なるカードです。携帯電話料金以外の月額料金決済に対応しているデビットカードだとしても、UQモバイルの支払方法として選択できませんので注意してください。

携帯ブラックはUQモバイルと新規契約できない

携帯ブラックの場合、UQモバイルに限らず多くの携帯電話会社と新規契約できないと認識しておきましょう。「携帯ブラックでも契約可能なケースはないのだろうか」と考える人は、格安SIMを視野に入れるのも方法の一つです。

詳細は以下の記事を確認し、自身に合う格安SIMを選択しましょう。また、携帯ブラックであり、クレジットカードやデビットカードも保有していない場合、検討できるのは「だれでもモバイル」のみです。

公式サイト：https://daredemomobile.com/

UQモバイルは契約時に電話番号が必要

UQモバイルをはじめ、各携帯電話会社や格安SIMの多くで、新規契約時に連絡先となる電話番号が必要です。「固定電話も携帯電話も持ってない」という携帯ブラックの人は、電話番号やクレジットカード不要で、新規に自分専用の050番号を発番する方法があります。

現状では、電話番号を取得するための唯一の方法です。以下の記事を参考にして、050番号の取得をしたらUQモバイルに申し込んでみましょう。

UQモバイルのキャンペーンまとめ

UQモバイルでは、お得なキャンペーンを開催中です。新規入会の際にはキャンペーンを実施ているかどうかを確認して、お得に利用開始してみましょう。

最大13,000円分キャッシュバック

UQモバイルオンラインショップでは、対象条件を満たすと、au PAY 残高に最大13,000円相当が還元される限定キャンペーンを実施しています。

対象条件は以下の2点です

• のりかえ（MNP）にてeSIMを契約する
• くりこしくりこしプラン+5G（MまたはL）および増量オプションⅡに加入する

また、MNP以外にも、新規契約でeSIMを契約した場合は最大6,000円相当のau PAY 残高が還元されます。

UQモバイルのキャンペーンは定期的に変更、追加されます。申し込むタイミングでお得なキャンペーンを実施しているかを確認したうえで手続きを進めると良いでしょう。UQモバイルのキャンペーン情報は以下のリンクから確認できます。

キャンペーン・おトク情報│UQ mobile（モバイル）【公式】 

UQモバイルの料金プラン

UQモバイルは、2021年9月から追加料金なしで5G通信に対応しています。余ったデータ容量の翌月繰越も可能、通信速度も速くて使い勝手の良さが特徴でありメリットといえるでしょう。料金プランは以下のとおりで、容量によって金額が異なります。

参考：UQモバイル公式サイト